２人目産後の抜け毛がひどいワケ
１人目のときはそれほど抜け毛に悩まされることはなかったのに、
２人目になると長引くしビックリするくらい抜けるので、
ハゲてしまうのではないかと心配・・・
というように、１人目よりも２人目の方が、
産後の抜け毛はひどくなり、元の髪の状態に、
戻るのに時間がかかる傾向があります。
その理由は加齢と乾燥と言われています。
２０代で出産しても、年齢を重ねるほど、
回復に時間がかかりますし、１人目を出産して、
頭皮が乾燥した状態が改善されないまま、
２人目を出産することで、薄毛に拍車がかかるのです。
また、育児の疲労やストレスで自律神経が乱れ、
体調が崩れてホルモンバランスが乱れることもあります。
抜け毛が長引き、回復が遅れることで、
悩んでしまい、そのストレスがまた、
抜け毛を増やすことにつながります。
つまり、産後の頭皮環境を健康に保ち、
しっかり保湿、しっかり育毛することが、
薄毛対策には大切なのです。
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産後抜け毛の原因
抜け毛や薄毛の主な原因に、ホルモンバランスの乱れがありますが、
産後の抜け毛もこれに当てはまります。
抜け毛は、出産から３ヶ月ほど経ったころから、
目立ってくる人が多いようです。
２種類に大きく分けることができます。
普段は、両者が交互に優位な働きをしているのですが、
妊娠すると、エストロゲンとプロゲステロンのどちらのホルモンも、
一緒に分泌量が増加します。
しっかり維持されることで守られ、安全な出産ができます。
ところが、出産が無事終わると、大量のエストロゲンや、
プロゲステロンは必要なくなるため、正常なバランスを取り戻そうと、
どちらのホルモンも急激に減少し、普段のホルモン量を、
下回ってしまうこともあります。
その変化があまりにも急なため、身体は変化についていけず、
さまざまな不調が現れやすくなるのです。
エストロゲンには、髪の毛の成長を促す働きもあるので、
髪が大量に抜けてしまう可能性があります。
また、プロゲステロンにも育毛を維持する働きがあり、
妊娠中、増加していたプロゲステロンにより、
保持されていた毛髪が、出産後、抜けやすくなる、
ということもあるようです。
出産後の抜け毛は一時的なものと言われています。
一定の期間が経てば、ホルモンバランスは元に戻り、
自然と抜け毛も解消されるはずです。
しかし、抜け毛にショックを受けて気に病みすぎてしまうと、
今度はそのストレスが原因となって、抜け毛が増えるというケースがあります。
産後の抜け毛は誰にでも起こる、当たり前のこと、
という認識を持っておくことも大事です。
ヘアサイクル
産後の抜け毛は産後脱毛症や、分娩脱毛症と呼ばれています。
経産婦の７割が経験しているというデータもあり、
産後に多い悩みでもあります。
ヘアサイクルは
〇成長期（髪の毛が生える時期）２～６年
〇退行期（髪の毛が抜ける時期）２～３週間
〇休止期（髪の毛が生えるまでの休みの時期）２～３ヶ月
の繰り返しですが、産後すぐに多くの髪の毛が一気に抜けてしまい、
休止期に入ることによって、一時的に髪が薄くなってしまう、
という状態が続きます。
休止期の２～３ヶ月を過ぎれば、だんだんと髪が生え始め、
元のヘアサイクルに戻ると、髪の量も改善されてきます。
女性ホルモンの分泌量や生活習慣などで、個人差はありますが、
産後６ヶ月頃、遅くとも産後１年で戻るといわれています。
１年以上戻らない場合は、注意が必要です。
生理的なことだと考えれば、特に心配する必要はありません。
でも、少しでも早く回復したいという方は、
・規則正しい生活をしてリズムを整える
・質の良い睡眠を取る
・ストレスを溜めない
などの、抜け毛対策がありますが、赤ちゃんのお世話をしながらだと、
なかなか難しいかもしれません。
そんな方でも手早く始められるのが、食事対策です。
〇カルシウム
〇タンパク質
〇ビタミンB群
〇ミネラル（亜鉛、鉄）
など、髪に良い食材は色々ありますが、
バランスよく複数の食材と組み合わせて、
適量を取り入れることが大切です。
産後の抜け毛はショックな出来事ではありますが、
考えすぎず、パートナーにも相談しながら、
できる限り無理をしないように心がけたいですね。
